用語集

パレートの法則

パレートの法則は、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが１８７９年に提唱したもので、社会全体の所得の約８割は２割程度の高額所得者が占めているという所得分布の経験則を言います。
具体的に言えば、「企業における営業マンのうち成績の良い上位２０％が売上全体の８０％をあげている」、「２０％の売れ筋商品が総売上の８０％を稼ぎだす」、「２０％の上得意のお客が総売上の８０％をもたらしている」、「納税者の上位２０％が税金総額の８０％を負担している」などです。
この法則はあくまでも経験則にもとづいたものですが、パレートの法則は多くの問題は全体の２割が原因の多くを占めていることを意味しており、応用することでより効率的な行動をすることが可能になります。

お役立ち情報

パレートの法則は、さまざまな分野で使われていますが、ネットビジネスでも用いられているものです。
例えば売上の８割は２割の顧客によってもたらされていることになります。この場合には２割の顧客（高額の購入をしてくれたり、何度も購入してくれるようなお得意様など）に対して重点的にサービスを提供する方が効率的ですし、売上の８割は全商品の銘柄のうち２割が生み出しているというもので、その２割に該当する商品を重点に売り込んだ方が良いということになります。
反面で悪い原因も全体の２割程度であり、それらを解消することで、悪い状況を改善することができます。