用語集

ペルソナ

「ペルソナ」の元々の意味は古典劇で用いられた「仮面」を指している言葉で、その概念を心理学者のユングが「人間の外的側面」として再定義しました。
それがコンピューターの用語として初めて登場したのが1999年のことで、アラン・クーパーの「コンピューターは、むずかし過ぎて使えない！」の中においてでした。それが、マイクロソフト社のＪ・Ｓプルーイットによって、マーケティングの手法の一環として紹介され、大手企業にも取り入れられるようになっていきました。
マーケティングのターゲット像をペルソナの側面から捉え、関係部門の所属員に共通認識化させることで、効果的な戦略に繋げようとするわけです。その戦略の背景には、「パレードの法則」が前提されており、２０パーセントの意志が残りの８０パーセントの意志を決定付けると考えられている事になります。

お役立ち情報

従来型の顧客関連のプロファイリングが、年齢や性別等の属性を基にしたグループ分けに留まっていたのに対し、ペルソナ型のプロファイリングは、趣味や志向、行動特性まで加味した人物像を作り上げていくので、より具体的に人物像のニーズやウォンツに対処することができると言えます。
ペルソナが作成され共通認識に組み込まれると、顧客の軸が定まる事になるので、目標も立てやすくなるわけです。
仮に、想定したものでは成果に結びつかなければ、修正或いは変更するに際しても、迅速且つ大胆に行えることになります