用語集

心理的価格

心理的価格設定は、消費者の価格に対する心理に働きかける価格設定のことです。
通常、商品やサービスなどは原価やコストなどをもとに価格を設定することになりますが、この価格設定だけでは消費者に対して心理的な購買力を効率よく捕らえることができません。
また高過ぎる価格設定の場合には売れにくいものですが、一方で単に安くすれば物が売れるというわけでもないので難しいところです。
このため、心理的価格に基づく価格設定をすることで、より効率的にサービスの利用や商品の購入などのアクションにつなげることができます。特にその価値が十分に認識できない美術品や高級ブランド品などは、価格が高いほど名声が上がるため、心理的価格設定も高めとなります。

お役立ち情報

「心理的価格設定」は、そのサービスや商品に対して消費者が求めている価格を設定することにより、効率的に需要をとらえることができ利益を上げることができます。
なお、価格についてはさまざまな考え方があり、ブランド品など価格が高いほどその名声が上がるものを「名声価格」といい、高級品や中級品、普及品といった段階的な価格を設定する場合には「段階価格」といいます。
またあえて価格に端数を付けることで（1,980円／19,800円など）心理的に安いと感じさせるものを「端数価格」といいます。
これらは心理的価格設定に含まれ、顧客の購買力を引き出すことができます。