用語集

BPR

BPR（ビジネスプロセス・リエンジニアリング）は、既存の業務構造を根本から見直し、業務の流れを最適化する観点から再構築していくことです。
最終的な目的としては、顧客に対して効果を生み出すことなので、業務を遂行する上で無駄になるものを洗い出して、排除し合理化していくことです。
企業において、分業化・専門化が進むと、組織が細かく分断されて、高度な技術を持つ人々が部分的にしか職務をこなせないという非効率な状態に陥ります。その反省から、BPRは、業務フローを構築し、重複する業務の統合や情報入手経路の確立、プロセスの単純化、利益率の低い業務の効率化などを進めます。
BPRは、組織構造の改革、業務構造の改革、人材の改革といった改革を断行することでもあり、これらの再構築によって、最適な環境を作り出すことができます。
分析手法としては、活動基準原価計算とバランスト・スコアカードがあります。

お役立ち情報

BPR（ビジネスプロセス・リエンジニアリング）は、日本の企業では、なかなか実現ができておらず、従来どおりの縦型の効率が悪い構造を踏襲してきています。
バブル経済のときのように、効率化を図らずとも利益率が高い場合は問題となりませんが、現在のような長引く景気低迷の中では、徹底した効率化と合理化が必要となります。
BPRを積極的に取り入れて、業務プロセスを改革することによって、組織を少数精鋭の効率化された構造にすることができます。それによって、顧客満足度の向上、企業間の競争優位性を高めるといった効果があり、品質の向上、コストの削減、業務作業の迅速化といった効果が表れます。